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ビタミンC

◆ビタミンCとは

水溶性ビタミンの一種である。

1920年に柑橘類に含まれる壊血病を予防する成分として発見される。

ほとんどの生物や動物の体内ではビタミンCを体内で生産することができるが、人間や猿の体内ではビタミンCを合成することができない。そのため、食事から摂る必要がある。

◆ビタミンCの効能

白内障の予防や治療に効くと言われる。

三石厳氏著書「医学常識はウソだらけ」には、三石氏が1961年にひどく目がかすむので、大学病院の眼科を受診したところ、「白内障で、二〜三年もすれば見えなくなるでしょう」と失明を宣告されたというエピソードが紹介されている。
当時の医学では治す術がなかった白内障であるが、三石氏は、「自分で治してやろう」と考え、色々研究した挙げ句、ビタミンCにいきつき、大量にビタミンCを摂れば「完璧には治癒しなくても、白内障の進行を食い止められる」と自分でビタミンCの注射を始めたという。そしてその結果、白内障を克服したとのことである。

水晶体はもともと、ビタミンCが高濃度に含む器官であるが、白内障患者においては水晶体の中のビタミンCが低濃度か消失している。そこで、ビタミンCの摂取により白内障が改善するというのは十分に考えられることである。

ビタミンCには、強い抗酸化作用がある。

その抗酸化作用により、食品には酸化防止剤として添加される程である。しかも、ビタミンCは自らが抗酸化物質として機能するだけなく、体の中にある他の抗酸化物質の働きを助ける働きもある。

但し、抗酸化作用を本当に発揮するためには、さまざまな栄養のチームワークが大切である。

単独でビタミンCを摂るより、ビタミンEやベーターカロチン、その他のミネラル類をバランスよく摂ることで、それぞれが持つ本来の抗酸化作用が発揮できる。
ビタミンCには、ビタミンEが壊れるとそれを修復する働きがある。このことからもビタミンCとビタミンEは同時に摂ること効果的であると言われる。

また、ビタミンCはコラーゲンの形成に重要な役割を果たす。コラーゲンは体の組織細胞、血管の成長と修復,
骨の形成、皮膚や臓器の弾力性を保つのに重要な物質であるから、ビタミンCは目の細胞や組織にも重要な意味がある。
ちなみにコラーゲンが減少すると、肌のしわやたるみの原因となることがわかっている。ビタミンCはこのコラーゲンを維持する機能がある上に、シミ・そばかすの元となるメラニンの生成を抑える機能もあるので、肌を綺麗に保つにはビタミンCを摂ることが大切である。

ビタミンCの摂取量については、以前は1日100mgが必要な量とされていたが、最近の研究では、北アメリカでは、ビタミンCをサプリメントで摂る場合には、毎日200〜500mgを摂取することが推奨されている。

ビタミンCを摂る場合には、できるだけ日に何回か分けて摂取する必要がある。ビタミンCは一度に摂取すると、排泄されてしまうからである。

1日に1000mg以上といった多量に摂ると、たまに、下痢、頻尿、発疹等が出ることがある。私は以前、腰痛で病院を診察した際、病院でビタミンCの注射を打ってもらったときに、軽い下痢状態となったことを覚えている。
またシュウ酸及び尿酸結石形成の原因にもなるので、大量に摂ることはあまりお勧めできない。

◆ビタミンCを多く含む食品

柑橘類(温州みかん、オレンジ等)、ベリー類(イチゴ等緒)、緑黄色野菜(赤ピーマン、ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、小松菜、ほうれん草、トマト、カリフラワー)、じゃがいも、レモン、大根、キャベツ、キウイフルーツなど。

ビタミンCは本来、大変、熱に弱い上に、水にも溶けやすいので、これらの果物や生野菜で摂ることをお勧めする。
なお、じゃがいもに関しては、そこに含まれるビタミンCは熱に強いという特徴があるので、加熱して食べてもビタミンCを摂ることができる。

◆ビタミンCのサプリメントは合成か天然か?

ビタミンのサプリメントは、値段も安く、気軽に購入することができる。

例えば、某社のビタミンCは、90粒入りで315円という安さである。この商品では、1日3粒飲むとして、ビタミンCは1050mg摂れる。

では、何故、ビタミンのサプリメントはこんなに安いのだろうか?

それは、ビタミン剤は簡単に合成によって作ることができるからである。例えば、アスコルビン酸は、合成されたビタミンCで、よく使われている。

某社の製品でも、原材料を見ると、「食用精製加工油脂、アセロラ、ローズヒップ、ビタミンC・・・」と書かれているが、この中で、アセロラととローズヒップが天然のビタミンCである。そしてその後に記載されているビタミンCが合成で作られたアスコルビン酸である。(合成のビタミンはビタミンCとだけ書かれているのですぐにわかる。)
つまり、この製品は天然と合成のビタミンCの両方を使っている訳である。

(ちなみに、天然のビタミンCには、アセロラやローズヒップのように天然の素材をそのまま無精製でビタミンCとして使っているものと、とうもろこしのデキストロースから加工して作っているものがある。)

では、合成のビタミンCと天然のビタミンCとでは、何か違うのだろうか?

もっとも大きな違いは、天然のビタミンCには、ビタミン以外の微量栄養素も含まれており、ビタミンCの効能を高めるということである。
バラの実からとったローズヒップのビタミンCには、ビタミンCの吸収力を助ける酵素とバイオフラボノイド(ビタミンP)類が含まれており、最高のビタミンCと言われている。

また、合成のものは胃腸の調子を狂わせることがあるが、天然のビタミンCにはその心配もなく、標準よりも多めにとっても毒性の反応を起こすことが少ない。

コール大学の研究によれば、果樹に含まれるビタミンCは、サプリメントのビタミンCよりも体内の発ガン性物質ニトロソアミンの形成を減少させる効果がある。果汁のクロロゲン酸がビタミンCの活動を活発にする。

もっとも、バラの実から抽出した天然のビタミンCと工場でグルコースから作られたビタミンCは完全に同一のものである。分子構造はまったく同じであり、それ自体は、両者を見分ける方法はない。合成のビタミンC剤がまるで駄目という訳では決してない。

あくまでも天然のビタミンCは天然であるが故に、その他の微量栄養素が含まれており、それがさまざまな働きをするという点に、その違いがある。



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